3月28日福島県南相馬市で行われたドローンを使った輸送実験。人出不足の問題解決そして物流の効率化を計るため運ばれたのは果たして何?輸送実験は、福島県とドローンの開発会社などが共同で行った。
福島テレビ・古川峻記者:「ドローンが飛び立つのはこちらの牛丼店。これから県内で初めての実験が行われます」
運ぶのは『牛丼』だ!牛丼3人前を載せたドローンが空を飛んだ。行き先は2.5キロ離れたロボットテストフィールド。ドローンの操縦者が国家資格を持ち、補助者を置かず飛行できる「レベル3.5」での運航に必要な手順や注意点などが確認された。
離陸から約15分後、牛丼は無事、目的地に到着した。
オペレーター:「お待たせしました」
すき屋のスタッフ:「ありがとうございます」
大きなトラブルもなく届いた牛丼は温かいまま。
ロボットテストフィールドの職員は「すごい熱々のまま届いてます。袋の中もこぼれてなかったですし」と興奮気味に話す。
ゼンショーホールディングス・ドローン事業準備室の金田淳マネージャーは「実際の利用を考えますと、好きなものを好きな数だけ注文していただくためには、それだけの配送の(ドローンの)数を確保しなければなりませんので、その配送手段について考えていきたいと思っています」と今後を見据える。
福島県は、国が定めるドローン特区への申請準備を進めていて、今後様々な企業と連携し、ロボットテストフィールドを拠点に実証実験を行う予定だ。
福島県次世代産業課の加島優課長は「これが大きな一歩になればいいなと、そういう思いで見てました。(県として)ドローンの社会実装の元年としたいという風に思ってまして、そのための今日はファーストステップだという風に思ってます」と話した。
自動操縦のドローンが、私達の家に温かい食事を配達してくれる。そんな未来も遠くないかもしれない。
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